OMOTENASHIは足場点検に細心の注意を払う足場会社です!
2021/10/29コラム
最高品質の仮設足場を目指すOMOTENASHIです。
日々の工事の中で、欠かせないのが点検業務です。今回は足場工事に着目して、足場を組む際に注意している点検業務や管理報告についてお話を進めていきます。
現場での堕落事故と改正
建設業での労働災害は減少傾向にありますが、全産業に占める割合はまだまだ多いのが現状です。墜落転落事故によるものが最も多く、中でも「足場から」の事故が目立っています。そこで、平成27年以降、特別教育が必要となりました。
改正労働安全衛生規則の概要
改正の概要は次のとおりです。
1.足場の組立てなどの作業の墜落防止措置を充実
・足場材の緊結などの作業を行うときは幅40cm以上の作業床を設置してください。
・安全帯取付設備を設置し、労働者に安全帯を使用させてください。
2 足場の組立てなどの作業に特別教育が必要
足場の組立て、解体または変更の作業に特別教育が必要になります。
※高さ及び足場の種類には関係なく、別々の作業床と支持物を一つに組立てるなどの足場については必要になります。
ただし、作業床と支持物が一体の構造で折りたたんであるものを単に広げるものは不要で、こうしたものにオプションとして付いているものがある付属手すりを付ける場合も不要です。
なお、詳細については労働局または所轄労働基準監督署にお問い合わせください。
3 足場の組立てなどの後は注文者も点検が必要
建設業、造船業の元請事業者等の注文者は、足場や作業構台の組立て・一部解体・変更後、次の作業を開始する前に足場を点検・修理してください。
4 足場の作業床に関する墜落防止措置を充実
・床材と建地との隙間は12cm未満としてください。
・作業の必要上、足場や架設通路、作業構台から臨時に手すりなどを取り外す場合は、関係労働者以外の立入を禁止し、作業終了後は直ちに元に戻してください。
5 鋼管足場(単管足場)に関する規定の見直し
鋼管足場の建地の最高部から測って31mを超える部分の建地は、鋼管を2本組とすることとしていましたが、建地の下端に作用する設計荷重が最大使用荷重を超えないときは、その必要はありません。
足場からの墜落・転落災害防止対策総合対策推進要綱の概要
1 足場の組立図を作成しましょう
足場の組立図を作成し、手すりなどの足場用墜落防止設備の設置や足場の点検を確実に行いましょう。
2 足場の組立て等作業主任者の能力向上を図りましょう
労働安全衛生法第19条の2に基づき、定期的に「足場の組立て等作業主任者能力向上教育」を受講させるよう努めましょう。
3 上さん・幅木の設置など「より安全な措置」をとりましょう
(1)特に足場の建地の中心間の幅が60cm以上の場合、足場の後踏側(躯体側と反対側)には、荷揚げなどの作業に支障がある箇所を除いて、次の措置をとりましょう。
イ わく組足場では、下さんの代わりに、高さ15 cm以上の幅木※を設置
※ なるべく背の高い幅木にしましょう。
ロ わく組足場以外の足場では、手すりや中さんに加えて幅木などを設置
(2)わく組足場について、特に足場の後踏側には、荷揚げなどの作業に支障がある箇所を除いて、上さんを設置しましょう。
4 足場の点検は、十分な知識・経験を有する方で、組立てなどの作業の当事者以外の方が行いましょう
事業者や注文者が行う足場の組立て、一部解体または一部変更の後の点検は、
(1)足場の組立て等作業主任者で、足場の組立て等作業主任者能力向上教育を受講している方、労働安全コンサルタント(試験の区分が土木または建築である方)など労働安全衛生法第88条に基づく足場の設置等の届出についての「計画作成参画者」に必要な資格がある方、全国仮設安全事業協同組合が行う。
「仮設安全監理者資格取得講習」、建設業労働災害防止協会が行う「施工管理者等のための足場点検実務研修」を受けた方など、十分な知識・経験がある方によって、チェックリストに基づき点検を行いましょう。
(2)足場の組立てなどの作業に直接従事した以外の方が行うことで、客観的で的確なものとしましょう。
5 足場で作業を行う労働者などの安全衛生意識の高揚を図りましょう
足場上での作業手順の徹底や、足場の点検による墜落防止設備の不備をなくし、不安全行動を生じさせないような安全意識の高揚を図りましょう。
さらに詳しい内容・パンフレットなどは厚生労働省ホームページでご確認いただけます。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000081490.html
注文者の点検も必要
平成27年に行われた法改正では、足場の実務を行う事業者だけでなく、注文者、元請業者も点検することが義務付けられました。点検を行うタイミングは、組立てた後、変更や一部解体などした後で、悪天候後でも実施する必要があります。
この改正により、足場の維持管理について、使用する業者任せにするのだけでなく、注文者や元請業者も責任を持って管理する必要があるということです。
足場を組み終えたら、注文者がしっかり点検するひつようがあります。点検内容は、組立図通りに作られているかもしれませんが、手すりや壁つなぎなどが、法規定通りに作られていることなども確認します。多くの場合は、チェックシートがあるため、シートに従って行っていけば問題ありません。
点検には資格が必要
足場の点検も、気を抜いていると不備な点を見過ごしてしまいます。チェックシートがあれば、どこに注目すべきかは分かりますが状態の善し悪しの判断は、素人がチェックシートの項目だけで判断するには、厳しいものもあります。ある程度しっかりとした知識が必要になるのです。
また知識がなければ、改善方法の指導もできないのは明白ですね。点検するにも、知識が必要なので、足場を取り扱う現場管理者は、講習などを活用することをおすすめします。
(参考/「労働安全コンサルタント角田淳による、安全衛生で使えるアイデアや教育ツールのご紹介」:http://itetama.jp/blog-entry-697.html)
足場会社はどのような点に注意をして足場を組んでいるのか?
元請け会社様が点検を行い、危険な部分に気づかなかったときは事故の恐れがあります。そういったことがないように安全安心な足場を組むよう意識しています。
OMOTENASHIが気をつけているポイント
・足場の最上段は全て、つなぎをとるようにしています(よくあるケースとして、足場が風で倒れたりしてしまうため)
・開口に気をつけています(足場の上を歩いている際に隙間があると落ちてしまうし恐怖を感じる、隙間が空き過ぎていると作業しづらい、近過ぎてもやりづらいなどを避けるため)
・作業の内容によって隙間の開け方を変えています(作業しやすくかつ安全な足場の意識として、塗装は近くてもいいけど、タイル貼りなどはカッターなどの器具を使うのである程度隙間がないと作業しづらいなどのケースも踏まえています。)
わたしたちが行っている安全対策について、詳しくはこちらの記事もご覧ください。
職人、住民の方、全ての方のための「仮設足場」の安全対策
OMOTENASHIのサービス「日々の管理者報告」
OMOTENASHIでは日々の管理報告を行っております。工事業者は施主に対して報告書を出します。しかし、足場の報告書はなぜか元請け会社様が行うのです。(塗装屋さんやタイル屋さんなど、他の業者さんはとりますが。)
元請け会社様からも依頼されることはありませんが、何度かお仕事を一緒にしていると、「ちょっとやってくれない?」と頼まれることがあるので、本当は元請け会社様もやって欲しいと思っているのではないかと感じています。
日々の進捗状況を撮影して元請け会社様に報告するので、
・進捗が写真で分かる
・その写真を使って報告書がすぐに作成できる(元請け会社様が)
・進捗を目にしているので点検時にどこを点検すればいいか分かりやすい
などのメリットもあります。
こちらは、OMOTENASHIが実際にお送りする報告書の例です。
こちらを毎日元請け会社様にお送りするので、1日ごとの作業の進捗がすぐに見てわかるようになります。
OMOTENASHIの約束
OMOTENASHIが志すのは、究極まで安全と安心を追求した仮設足場です。居住者様、歩行者の方々、現場の職人の皆様への配慮。高品質な仮設足場を突き詰めた結果、OMOTENASHIが誕生しました。
住民の皆様への配慮
周辺にお住いの住民の皆様や、建物利用者様への安全はもちろん、騒音への配慮、そして丁寧なごあいさつを徹底しております。関わる全ての皆様に気持ちよくお過ごしいただくことを最優先に行動いたします。
職人の方々へバトンをつなぐ
仮設足場の品質が、その後の職人の皆様の働きやすさを大きく左右します。関わる職人の皆様が安全かつ気持ちよく作業できる足場工事を行います。
元請け会社様に安心していただく
忙しい現場担当者様が安心して任せられるよう、現場の自主管理、報告を徹底しております。住民の皆様、職人の皆様への安心・安全に配慮することで、元請け会社様の安心へとつなげます。
OMOTENASHIは
- 仕事に誇りと愛情を持ち、人にやさしい仕事をする。
- 笑顔と感謝あふれる現場を作ります。
を心がけて、さらによりよい仮設足場を目指して努めてまいります。
仮設足場のことでお困りのことがあれば遠慮なくご連絡ください。誠意を持って対応させていただきます。
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