お問い合わせ

コラム

職人、住民の方、全ての方のための「仮設足場」の安全対策

2021/11/17コラム

工事現場や作業現場に設置される足場は高い場所にあることが多く、足場で行う作業には危険性が伴います。実際に、建設業の現場では足場からの墜落・転落事故が時々発生しています。

今回は、我々職人だけでなく、住民の方をはじめ全ての方に配慮しているOMOTENASHIの安全対策についてお話していきます。

 

現場で足場を組む際に行っている安全対策

ここからお話を進めていく内容は、「OMOTENASHIだから」、というよりは足場業者として意識すべき安全対策として「当たり前のこと」も多いです。しかし、当たり前のことをきちっとやることも大切なポイントです。

 

安全帯の使用。していないと指導される

労働安全衛生法によって、『高さが2m以上の場所で作業を行う場合は、足場などにより作業床を設けるか、労働者に安全帯を使用させなければならない』と定められています。

安全帯は、労働者の作業中の墜落による危険を防止するための保護具で、ベルト、ロープ、フックなどにより構成されています。また、その構造や性能などについては、平成14年に厚生労働省の告示で「安全帯の規格」が定められました。

 

ハーネスをつけるのが義務付けられている

かつて安全帯は胴につけるベルト型が主流でした。しかし胴ベルトタイプは墜落時に衝撃が一部に集中するため、背骨や内臓などを傷めることが多々あり問題になりがちでした。これに対しハーネス型は、墜落時の衝撃が肩や胴などに分散され、身体を傷めるリスクが少ないことから、現在ではハーネス型のものが主流になりました。

しかし例外として、

・6.75m以下の高所、建設作業場においては、5m以下であれば、引き続き胴ベルト型を使用することが認められたこと。

・さらに特別教育が必要なのは、フルハーネス型制止用器具を使用する場合であって、 引き続き胴ベルトを使用する場合には、特別教育は不要であること。

・新しい構造規格の墜落用制止用への切り替えにも猶予期間があること。

というケースも許されていましたが、その例外と猶予期間は、2022年の1月1日で終了します。

1月2日からはフルスペックの要求事項が施行されます。

 

全員が特別教育を受けている

OMOTENASHIでは従業員が全員、フルハーネス型安全帯(墜落制止用器具)特別教育を受けています。

高さが2m以上の箇所であって、作業床を設けることが困難なところにおいて、フルハーネス型を用いて作業を行う場合や、一連の作業の過程において、一部作業床を設けることが困難な箇所があって、フルハーネス型を使用する場合に本特別教育の対象です。

OMOTENSHIのスタッフ

 

工具が落ちないようにしている

「セーフィティコード」や「セーフティワイヤー」ともいわれ、ロープやワイヤーの端についたフックに工具類を繋いで使用しています。

ロープやワイヤー部分には伸縮素材を使用したものも多く、万が一手から離れた際にも衝撃を抑えてくれる役割も兼ね備えています。落下防止ロープをつけていることで万が一手が滑ったとしても、下まで落ちるリスクをなくしています。

私たちが行っている施工時の安全対策について、こちらもご覧ください。
OMOTENASHIは安全点検に最新の注意を払う足場会社です!

足場を使って作業する職人のための安全対策

OMOTENASHIが、足場を使用する職人に向けて講じている安全対策についてもお話しておきます。実際に作業をする職人の目線になって、万が一の事故の恐れもないよう、安全安心な足場を組むことを意識しています。

 

段差があるとつまづきやすいので、足場を平らに作る

大きい現場や、建物の形が複雑だと、足場の形も複雑になるので段差ができやすくなってしまいます。そこに対して足場を平らに作るのは、手間のかかる作業ですが作業に集中できるよう段差はなるべく無くすように足場を組んでいます。

 

足場の最上段は全て、つなぎをとるようにしています

よくあるケースとして、足場が風で倒れたりしてしまうために、足場の最上段は全てつなぎをとるようにしています。

 

開口に気をつけています

慣れている職人といえど、足場の上を歩いている際に隙間があると落ちてしまうし恐怖を感じやすくなります。隙間が空き過ぎていると作業しづらい、近過ぎてもやりづらいなど、作業のやりづらさを避けるためにも注意しています。

また、作業の内容によって隙間の開け方を変えています。作業しやすく、かつ安全な足場の意識として、塗装は近くてもいいけど、タイル貼りなどはカッターなどの器具を使うのである程度隙間がないと作業しづらいなど、臨機応変に足場を組んでいます。

 

住人、周りを歩く通行人の安全対策

近隣の方への配慮はどのようなことを行なっているのでしょうか?

 

独自のシート先行工法を用いた養生を行っている

通常、シートは足場をビルの上まで設置してから、シートを足場の外側へ一気に貼ってしまう足場会社が多いです。一度で作業が済むので工数的に少なくて済むためです。

素早い作業が求められることの多い現場では、ある意味効率重視な部分があることも否めません。しかし、それでは万が一足場を組んでいる最中に資材が落下してしまった場合、下を通る歩行者の方にあたってしまうかもしれません。

そんな不安を解消するために弊社は仮設足場の建地を組んだら、”先に”シートを貼り、そこからくみ上げていきます。手間と時間はかかりますが、足場資材が万が一落下してしまった時でも、シートの内側に落ちるので歩行者の方に危険が及ぶのを防ぐことができます。

 

▼詳しくはこちらもご覧ください。
シート先行工法

 

安全通路の確保

歩行者、一般の人が利用する通路に案内板を設置したりするなどして、「通っていいか分からない」というようなことがないようにしています。作業員以外立ち入り禁止の場所は、一目みて分かるように工夫しています。

 

金網をつけをつける

足場から簡単によじ登れないようにしています。(空き巣などの防止)オプションのため追加料金がかかりますが、住民の安全・安心のためには設置するのがおすすめです。通常は2mの高さまでしかやりませんが、OMOTENASHIでは270cmまで設置しています。(2mは大人だと頑張れば登れてしまうので心許ないため)

 

OMOTENASHIの約束

OMOTENASHIが志すのは、究極まで安全と安心を追求した仮設足場です。居住者様、歩行者の方々、現場の職人の皆様への配慮。高品質な仮設足場を突き詰めた結果、OMOTENASHIが誕生しました。

 

住民の皆様への配慮

周辺にお住いの住民の皆様や、建物利用者様への安全はもちろん、騒音への配慮、そして丁寧なごあいさつを徹底しております。関わる全ての皆様に気持ちよくお過ごしいただくことを最優先に行動いたします。
>>住民の皆様へのおもてなし

 

職人の方々へバトンをつなぐ

仮設足場の品質が、その後の職人の皆様の働きやすさを大きく左右します。関わる職人の皆様が安全かつ気持ちよく作業できる足場工事を行います。

 

元請け会社様に安心していただく

忙しい現場担当者様が安心して任せられるよう、現場の自主管理、報告を徹底しております。住民の皆様、職人の皆様への安心・安全に配慮することで、元請け会社様の安心へとつなげます。
>>元請け会社様へのおもてなし

OMOTENASHIは

・仕事に誇りと愛情を持ち、人にやさしい仕事をする。

・笑顔と感謝あふれる現場を作る

これらを心がけて、さらによりよい仮設足場を目指して努めてまいります。

仮設足場のことでお困りのことがあれば遠慮なくご連絡ください。誠意を持って対応させていただきます。

 

▼お問い合わせはこちら