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くさび緊結式足場とは?3つのメリットと向いている現場をご紹介します

2022/05/23コラム

工事を始めるにあたって、まず足場がなくては作業することができません。そんな足場にはさまざまな種類があります。

今回は多くの種類がある足場の中で、「くさび緊結式足場」という足場について解説していきます。くさび緊結式足場にはどのようなメリットがあるのか、向いている現場はどのような場所なのか、いろいろな視点から解説します。

 

くさび緊結式足場とは?

くさび緊結式足場とは、凹凸がついた「くさび」と呼ばれる金具を、部材の接続部分に打ち込むことによって組み立てる足場のことをいいます。特徴としては、ハンマー1本さえあれば組み立てることができるので、組み立てが簡単であるということです。

以前は一般家屋などの低層建築を工事する際の足場として使用されていましたが、近年では中層・高層建築の工事。高層建築の外壁塗り替えなどにも採用されるようになってきました。

 

くさび緊結式足場のメリット

では、くさび緊結式足場にすることで得られるメリットはどのようなものがあるのでしょうか。

1.組み立てが簡単で、作業時間短縮になる

先ほど解説したように、くさび緊結式足場は凹金具と凸金具の両方をハンマーで打ち込むだけで組み立てることができます。そのため、他の足場の組み立てよりも簡単で、足場の組み立ての時間をとても短くすることができます。足場の設営だけでも多くの時間がかかることがあるので、その時間を短縮できることは大きなメリットとなります。

2.部材がユニット化されており、複雑な建物にも小回りがきく

組み立てるのに必要になる部材がユニット化されているので、建物の形状が複雑なものであっても、小回りを利かせることができます。また、傾斜地であっても組み立てが容易であるので、どんな場所でも組み立てが比較的容易であるのはメリットです。

3.輸送コストが低い

くさび緊結式足場に使用する部材はコンパクトに結束をすることが可能です。そのため、輸送の際に大きな場所をとることがないので、輸送コストを低く抑えることができます。

 

どのような現場に向いているのか?

さまざまなメリットがあるくさび緊結式足場ですが、この足場に向いている現場はどのような場所なのでしょうか。そこで、くさび緊結式足場が向いている現場について解説していきます。

・低中層の建物

先ほど、くさび緊結式足場は小回りがきき、ハンマー1本で組み立て・解体ができると解説しました。このような特徴を有しているため、低層建築の足場に向いています。また、近年では法律が改正されたため、中層建築、一部の高層建築であっても利用することが可能になりました。

・近隣の建物と一定の距離がある

くさび緊結式足場の組み立てをする際に、ハンマーで結合部を叩いて結合させる必要があるので、必然的に大きな音が発生してしまいます。そのため、近隣の方からの騒音クレーム対策として、近隣の建物と一定の距離がある現場を推奨しています。また、設置をするためには幅広いスペースが必要になってくるので、そのためにもある程度の距離が必要になってきます。

まとめ

今回の記事では、くさび緊結式足場がどのような足場であるのか、そのメリットや向いている現場についての解説をしました。

くさび緊結式足場は、組み立てがハンマー1本あれば行えるため、とても簡単に組み立てることができ、作業時間の短縮に貢献します。また、輸送の際にもコンパクトに結束できるので、輸送コストも削減することができます。

「くさび緊結式足場にしたいけど、どの業者に頼めばいいのかわからない」「依頼したい現場がくさび緊結式足場に向いている現場なのかわからない」と悩んでいる方は、ぜひ一度弊社、OMOTENASHIにご相談ください。

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